こんにちはカズピです。今回は前回に引き続いて12月19日にる演奏会の告知をさせていただき、合わせてさらに楽曲の解説もします。なるたけ優しく書きますね~✨
<目次>
演奏会よろしくお願いいたします🥰
来たる、12月19日(土) 14時 開演
府中の森芸術劇場
どりーむホール
にて「中央大学混声合唱団 現役 & OBOG有志 特別演奏会」
オーケストラつきのコーラスの演奏会を行います。
曲目
1部
1,W.A.モーツァルト「主は言われた/マニフィカート」W.A.Mozart「Dixit et Magnificat」
2,W.A.モーツァルト 「主の御憐れみを」W.A.Mozart「Misericordia Domini」
3,J.ハイドン 「マリアテレジアのためのテ・デウム」J.Haydn 「Te Deum」
2部
W.A.モーツァルト「ミサ曲 ハ短調」W.A.Mozart 「Missa C-moll」
指揮 飯坂純(東京オペラプロデュース指揮者)
管弦楽 アレクテ室内管弦楽団
合唱 中央大学音楽研究会混声合唱団・OBOG有志
チケット代 3000円 全席指定 となっています。
コロナ禍のなかの演奏会となりますが万全の体制をもって開催致しますのでご安心してご来場ください。
前回から楽曲紹介、続き~✨
Misericordias Domini(ミゼリコルディアス ドミニ)
第一部 2曲目のW.A.Mozart「Misericordias Domini」ですが歌詞は
Misericordias Domini cantabo in aeternum 主のお憐みを永遠に歌おう
だけです。けっして楽しようとかそういうのでは無いですよ💦これだけでモーツアルトはこの曲を書き上げました。
楽曲的には対位法(フーガ、カノンなどの)を駆使して書かれています。自分の友人はこの曲をバッハの楽曲と間違えていました。バッハは対位法を駆使して宗教音楽を作曲する作曲家だからです。
そして、この曲には主題がいくつかあります。
- 1、最初に出てくる 4声で歌う「Misericordias Domini」の主題
- 2、そのあとのバスから歌うメインの主題「cantabo in aeternum」、フーガに展開していきます。このテーマは本当に何回も出てきます😃
- 3、11小節、アルトから始まるの跳躍を伴った「cantabo in aeternum」4度のカノン
- 4、17小節、ソプラノの長い音符とアルトの下降音階からなる流れるような「cantabo in aeternum」ダブルフーガ
- 5、ベートーベンの第九のテーマっぽい伴奏を伴ったユニゾンの「Misericordias Domini」(1の親戚っぽいです)
- 6、細かく速い下降音階からなる「cantabo in aeternum」(主題と言えるのか分からないほど短いです。スパイスかな~💦)
ちょっと複雑な曲なので少しでも頭に入ってると違うかな~✨これらの主題が代わり番こにでてきて曲はだんだんと盛り上がってきます😃
曲の成り立ちを説明しますと、1770年(20才ぐらい、ベートーヴェンが生まれた年でもあります)、ザルツブルグで対位法などの勉強をしていたモーツァルトはやや退屈していたようです。ミュンヘンの選帝侯マクシミリアン・ヨーゼフ3世からの対位法の楽曲の要望が有ったときにに待ってましたと答えたのがこの曲になります。
いやいや、唄ってみるとわかるのですが対位法のパターンが色々出てきます。今まで勉強したもの詰め込んだのでしょうね☺️
F.J.HAYDN Te Deum(フランツ・ヨゼフ・ハイドン テ・デウム)
ハイドンは「交響曲の父」「弦楽四重奏の父」などと呼ばれ、本当にたくさんの曲を作りました。ハイドンの作風は私見ですが明るく分かりやすく快活であると思います。
なぜなら生涯の多くの時間を宮廷音楽家として過ごしたからです。宮廷音楽では教会などとは違い人の気持ちを明るくする音楽を求められるからです。
そのようなハイドンの宗教曲。「テ・デウム」直訳すると「あなた 神」です。そう神様を崇め奉る曲なのです。
曲が壮麗で明るいからと言ってお祭り気分で歌ってはいけないのです😅神様に怒られます(この発言も怒られるかも💦)冒頭の「テ・デウム ラウダームース」から本当の神様にうったえかけるつもりで大事に神々しく歌わなくてはなりません✨
そして最後までエネルギーを持ち続けみんなを永遠の神の世界に誘い続けるのです😃
対訳
Te Deum テ・デウム(御身天主を)
Te Deum laudamus: あなたを、神を、われらは誉め、
Te Dominum confitemur. あなたを、主を讃えます。
Te aeternum Patrem omnis terra veneratur. あなたを、永遠の父を、全地は敬います。
Tibi omnes angeli; Tibi caeli et universae potestates; すべてのみ使いたち、天と世界の力ある者は、
Tibi Cherubim et Seraphim incessabili voce proclamant: ケルビムも、セラフィムも、絶えず歓声を上げます。
Sanctus, sanctus, sanctus, Dominus Deus Sabaoth. 聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主なる神。
Pleni sunt caeli et terra majestatis gloriae Tuae. (Isa. 6:3) 天と地はあなたの偉大なる栄光に満ち溢れます。(イザヤ書 6:3)
(“caeli” or “coeli”)
Te gloriosus apostolorum chorus, 栄光ある使徒たちの合唱、
Te prophetarum laudabilis numerus, 讃えられるべき数々の預言者、
Te martyrum candidatus laudat exercitus. 潔き殉教者の軍勢が、あなたを讃美します。
Te per orbem terrarum sancta confitetur Ecclesia, 全地にあまねき聖なる公会は、あなたを讃えます。
Patrem immensae majestatis: 永遠にいます大いなる父と、
venerandum Tuum verum et unicum Filium; 尊きまことのひとり子、
sanctum quoque paraclitum Spiritum. そして、慰め主なる聖霊を。
Tu Rex gloriae, Christe. 栄光の王キリストよ、
Tu Patris sempiternus es Filius. あなたこそ、父のとこしえの御子。
Tu ad liberandum suscepturus hominem, あなたは人々を救うために、
non horruisti Virginis uterum. いとわずおとめの胎(はら)に宿られ、
Tu devicto mortis aculeo, 死のとげに打ち勝ち、
aperuisti credentibus regna caelorum. 信ずる者に天国を開かれました。
Tu ad dexteram Dei sedes, in gloria Patris. 主は、父の栄光のうちに神の右に座し、
Judex crederis esse venturus. 審き主として来られることを信じます。
Te ergo quaesumus, Tuis famulis subveni: どうか、あなたのしもべをお助けください、
quos pretioso sanguine redemisti. あなたの尊い血によってあがなわれた者らを。
Aeterna fac cum sanctis Tuis in gloria numerari. 主の聖徒たちと共に、永遠の栄光のうちに列せられますように。
Salvum fac populum Tuum, Domine, 主よ、あなたの民を救い、
et benedic hereditati Tuae. あなたの世継ぎを祝福し、
Et rege eos, et extolle illos usque in aeternum. (Ps. 28:9) 永遠にこれを治め、高めてください。(詩編 28:9)
Per singulos dies benedicimus Te; 私たちは、日ごとにあなたを祝し、
et laudamus nomen Tuum in saeculum, et in saeculum saeculi. 世々に限りなくみ名を誉め讃えます。
Dignare, Domine, die isto sine peccato nos custodire. 主よ、今日も私たちを罪なくお保ちください。
Miserere nostri, Domine, miserere nostri. 私たちを憐れんでください、主よ、私たちを憐れんでください。
Fiat misericordia Tua, Domine, 主よ、あなたの憐れみをお与えください、
super nos, quemadmodum speravimus in Te. われら、あなたに依り頼む人々の上に。
In Te, Domine, speravi: 主よ、あなたに依り頼みます。
non confundar in aeternum. 揺るぎなく、とこしえに至るまで。
対訳長いですね😅
チケットは
中央大学音楽研究会混声合唱団HPでお買い求めいただくか
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に連絡してください🎵
今回はこの辺で、じゃあまた✋